ゲストBOOK

 

タイ




 
 


ついにここまでたどり着いたぜ。
バックパッカーなら誰しも必ず一度は通る、たった数百メートルの通り。
何十と言う数のメシ屋、屋台、クラブ、ホテル、土産物屋、旅行代理店、マッサージ屋、CD屋、銀行、オカマちゃん......それらが全てところ狭しとひしめき合い、
タイの人よりも外国人旅行者の方が圧倒的に多い、 毎日朝までお祭り騒ぎの不思議な通り。
この通りには旅行者が求める物が全てある。
どこかに行きたいと思えば、世界でも格安の航空券を扱う旅行代理店が何十とあるし、
タイ国内であればバスがここまで迎えにきてくれる手配が、いとも簡単にとれる。
たくさんの旅行者に会うので、一緒に楽しんだり、いろんな最新情報を交換できる。
もちろんマックもスタバも何でも揃っているし日本食屋だってある。
ATMでお金はおろせるし、インターネットカフェも何十と、7elevenも数件ある。
アジアンな服やアクセサリーも星の数ほど売ってるし、みやげものも死ぬほど売っている。
朝から爆音で音楽が至る所から流れ、屋台のおばちゃんたちが元気に焼きそばを焼く。
たった数百mの通りなのに、カオスを感じる恐るべき通り。

最近はアジアンテイストなオシャレなショップも増えたようで、
初めてここへ来たリエは目を唖然とさせたあと、大はしゃぎになった。
「うわ、あれかわいい〜!」「あれおいしそ〜!」「あのお店いきたい〜」
うんうんそれでいい。そうなると思ったぜ。
あとで好きなだけオシャレな物を買おう。
だが、後にしよう。リエもそれは納得していた。
僕らはホテルに荷物を置くや、裏路地にある足のマークの看板に直行した。
そう、タイといえばマッサージ!!
二人とも、伝統的なタイ式マッサージをしてもらうことは、固く心に決めていたのだ。

足をきれいに洗い、心地よい香りの中、薄暗く落ち着きのある部屋の中。
一時間かけて、全身マッサージをやってくれる。料金は180バーツ。
バンコク一日目にして早くもマッサージをされながら、考えた。
バンコクからどこへ行こうかな〜...航空券はインド、アフリカ、トルコ...
どこに行くにしてもここでは格安で手に入るけど、いったいいくらくらいだろう。
スキューバダイビングもやりたいけど、どこがいいかな...きれいなとこがいいな...
アンコールワット最終日に壊してしまったNikonも修理したいし...どこでできるかな...
それにしてもちょいとハラ減ってきたな...今日何食おう...
考えながら、あまりの気持ちよさに寝そうになった。

ふと隣に目をやると、りえは気持ち良さそうに寝ていたのだった。

(リョウスケ)




聞こえるのは、自分が吸って、吐く、呼吸の音だけ。あとは何も聞こえない。
体は軽く、ゆっくりと動いている。
目の前には、たくさんのビビッドに彩られた魚や珊瑚礁が、
今にもすぐに手の届くところに、 これでもかと言うほどに広がっている。
今、僕たちは深度16mの海の底。自由に泳いでいる。
恐怖は感じない。ただ、目の前の世界に驚き、興奮している。

僕らがタオ島に来たのは、スキューバダイビングの免許を取るためだ。
カオサンで水着を購入し、VIPな二階建てバスに乗ってチュンポーンという港町まで走り、
チュンポーンからスピードボートに乗って、ナンユアン島を経由しタオ島まで飛ばす。
スゲェ!まるで絵に描いたような、これぞリゾート!
着いたときは天気も最高、港の海の時点で熱帯魚が群れをつくって泳いでいるのが見える!
これから、この中を泳ぐことになるのか...期待に胸が膨らむぜ。

ついに始まった講習第一日目!
三日間お世話になるインストラクターは名はトモさんという。
ここでは僕らにとっては大先生だ。きちんと言う事をきかなければ!
基本的な知識を叩き込む一日目は、超晴天だったが、ずっと室内講習。
トモさんも「今日潜れたらよかったんだけどね〜」 と。
二日目の午前はプール実習、午後からはもう海の実習になる。

しかし、プールでの実習で僕らは、かなりの不安を覚える。
レギュレーターをくわえると空気は入ってくるが、ほんとにこれで海に潜れるのだろうか?
言う事をきかず、勝手に水面から顔を出した僕らにトモさんが厳しく叱る。
スキューバダイビングで一番あってはならないのは、恐怖によるパニック。
パニクって、深いところから急浮上すれば命に関わる。一日目に習った。
苦しいと感じて水面から顔を出したいと思っても、急に一人で上がってはいけないのだ。
初めてレギュレーターをくわえてプールに入った時、水中で空気が吸えたのは感動した。
しかし、このまま何十分も果して潜っていられるかどうか、不安でたまらない。
でも10歳のこどもでも上手に潜るよと、トモさんは言う。
リエも同じく不安を覚えていて、二人で重ーいランチを食べたあと、
午後の海での実習を迎える。

超不安で迎えたファーストダイブ、意を決して海に飛び込んだ。
落ち着いて落ち着いて...リラックス....ゆっくり息を吸い、ゆっくり息を吐く...
...なるほど....こういうことかもしれない...!なんかわかったぞ。
自分でも驚いた。落ち着いた呼吸のコツをつかんだ気がしたのだ。
リエを見ると「Good」のサインが返ってきた!
プールでできずに心配された耳抜きも、問題なくできたようだ。よかったよかった。
深くふかく、どんどん沈む。
何回も耳抜きをしながら、海の底に沈んで行く。
プール実習でのトモさんの言葉がいくつも頭をよぎる。
ゆっくり息を吸い、ゆっくり息を吐きなさい...
僕もリエも、トモさんの言っていたことを思い出しながら潜った.......そして海底。

小さな針千本とタツノオトシゴが僕らを迎えてくれた。
おぉ...これが海底の世界か...!なんだかうれしくてたまらない!
生まれて初めて肉眼で目にした、大自然の光景だった。
珊瑚礁、魚の群れ、上を見れば自分の出した無数の気泡が太陽にキラキラと反射している。
サイケに彩られた魚やウツボ、ウニ、見る物全てが興味深い。
「生きている」という言葉がぴったりの世界だ!
僕らはトモさんの道案内で海の底を自由に泳ぎ回った。
しかし、ダイビングがこんなにも気持ちがいいものだとは思わなかった...
重さは全く感じず、文字通り魚になった気分だぜ!
まだまだ居たかったがエアーの残量を考えて、名残惜しくも浮上したのだった。

三日目の海での実習も楽しく終え、僕らはCカード(オープンウォーター)をゲット!
夫婦ともにダイビングの魅力に捕われ、これから金のかかる旅が予想されるのだった...。

(リョウスケ)




あまり天気のよくない午前にファンダイブを2本潜ったあと、
午後から晴天になったので、私たちはシュノーケリングを楽しむことにしました。
できれば午前中に晴れてほしかった...と思いながら海へ。
以前にグアムやオーストラリアでシュノーケリングをしたときは、
チューブから入ってきた水を飲んでしまったり、鼻に水が入ってきたりと、
なかなか上手にできませんでした。
あと、陸から遠ざかると怖くなってきて、すぐに引き返したりしていました。

それが、スキューバダイビングを経験すると違うんです!
フィンもバタバタやらなくても前に進むし、呼吸も上手にできるし、
気がつくとマスクで海底を見ながら、とんでもなく遠くまで来てしまってたり...
なんか違う。上手いんです。

ダイビングの免許を取るまでは、別にダイビングの免許を取らなくても
シュノーケリングで十分じゃん、と思っていました。
現にオーストラリアでシュノーケリングをやったときは綺麗な魚をいっぱい見れたし...
でも今回シュノーケリングをやって、ダイビングのほうがいい!と感じてしまったのです。
その理由はただ1つ。シュノーケリングは潜れない!

潜りたい!潜りた〜い!
綺麗な魚を見るたびに今回そう思いました。
ダイビングだと魚が目の前を泳ぎ、今、魚と目があった!とひとり微笑んでたのに...
シュノーケリングも水の上をプカプカ浮いてて気持ちいいし、
酸素の心配もしなくていいし、かなり楽しいんですが、
ダイビングを一度やると潜りたい意識がどうしても出てしまうようです。

シュノーケリングを終えた私たちは、ダイビングの免許を取ってよかった!と実感。
今回のシュノーケリングはダイビングの良さを再認識したという感じでした。
私たちは悲しいことにダイビングの日は天候に恵まれず、
キラキラの海では潜れませんでした。
だから、今度潜るときは絶対にキラキラの海で!
その日がすごーく楽しみです。

(リエ)



 
 
 


チェンマイからローカルバスで約4時間、
私たちは、田園風景広がる田舎町パイという町へ来ました。
田舎町といっても、おしゃれなカフェもや旅行会社、かわいい雑貨屋さんもあって、
特に何があるというわけではないのですが、なんかほのぼのした雰囲気。
パイは知る人ぞ知るヒッピーの町でもあります。

私たちは早速バイクを借りて近くの滝まで行くことにしました。
リョウスケの運転するバイク、初めちょっと怖かったけど、
どんどん田舎道を走っていくと風が気持ちいい!
滝に着くと、タイの若者が何人かはしゃいでいました。
パイは、タイ国内でも人気上昇中なのだとか。
たくさんのマイナスイオンを浴びて...かなり癒されました。

夜になり、川辺のバンガローに宿を決めて通りを歩いていると、
手作りの皮のブーツ屋を発見!
かわいい!ほしい!でも荷物になるしな...
さすがに今は暑くて履けないけど、冬だったら...
でも3000バーツ(約9000円)か.....いいや買ってしまえ!送り返せばいいや!
ということで、さんざん迷ったあげく購入です。
ブーツをつくっているおじさんは、今度アメリカにも売りにいくと言っていました。
日本に帰ってから履くのが楽しみ〜!

私がブーツを買うか買わまいか悩んでいたときに
日本の女の子もまた隣りで、ブーツを買おうか悩んでいました。
聞くと、その女の子はパイに4ヶ月間住んでいるのだとか。
どうも、けっこうそんな人もたくさんいるみたいで、
パイには日本人のコミュニティ村もあるらしいのです。
確かにここは、ゆっくりと何かをつくったり、絵を描いたり、
自分の好きなことを自由にしたくなるような場所です。
私たちは、タイのビザがもう少しで切れてしまうため、1日しか滞在できません。残念!
次回のリベンジに賭けたいと思います。

パイはゆっくりするには本当に気持ちのいいところ。
明くる日に、お昼ご飯を食べにいったトモミさんのお店も最高にゆったりできました。
ハンモックにゆらゆらされながらフルーツシェークを飲んだり...。
でも彼女は、初めてパイに来た時よりも町は急激に変化していると言っていました。
なんともうすぐ空港もできるそうです。

奥深いヒッピーの町、パイ。
これからもっと変わっていくのでしょうか... 。

(リエ)

 
 
 
     
 


「無事に世界一周ができますように...」
私たちはそんな願いを込めながら、イーペン祭りの中、ピン川に灯篭を流しました。

私たちは不思議の国ミャンマーの旅から、再びタイへ戻り、
国境のメーサイから一気にチェンマイまで戻ってきました...。
そして、チェンマイでインド行きの航空券を買い、出発まで過ごすことにしたのです。
チェンマイはバンコクよりも涼しく、何よりあんなにガンガンと騒がしくありません。
その割に、ここはバンコクに次ぐ第二の都市なので、たいがい欲しいものは手に入ります。
PC関連ばかりの大きなショッピンセンターがあるし、本屋やオシャレなショップも多い。
トゥクトゥクもそんなにボッてこないし、安くておいしいお店もたくさんあります。
また、周りに山が見えて、町の至る所に遺跡やお寺があるのもかなりイイ感じ。
これまで見た中では、ベトナムのホーチミンと中国の大理を足して2で割った感じです。

そしてラッキーなこと、私たちは「イーペン祭り」という
チェンマイでも大きなお祭りが開催される週に来ました!
イーペン祭りは、
タイ陰暦12月の満月の夜に行われる 灯篭流し(ローイ・クラトン)の仏教行事。
川には花で飾られた灯篭でいっぱいです。
地元の人も観光客もそれぞれの思いを込め、川に流しています。

空を見上げると、一面の星空!かと思ったら、赤い星は全て動いています。
全て灯篭なのです!
火をつけるとロケットのように上へと上がっていく。
満月に向かって、次から次へと空へ上っていく灯篭はまさに幻想的。
空を眺めながら私たちはHAPPYな気分を味わっていました。
そんな中、 パァーン!パァーン!とみんな至るところで
花火を打ち上げたり、爆竹を鳴らしたりしています。
こんな人がいっぱいいるところで危ない!と思うくらいなのですが、
どうも崇拝する仏陀に捧げる為に花火を打ち上げているらしい...。
みんな盛大に仏陀に捧げているのです。

しかも今日は、毎週日曜日に道路沿いにお店が並んで通りが大変化する、
サンデーマーケットの日でもあるので、町中大勢の観光客と地元の人で大盛り上がり!
お店の数も半端じゃないくらいの多さです。カオサン通りが目じゃないくらいの規模!
アーティストの作品など、オリジナリティあふれるものも多く、
ただブラブラ見て歩いているだけでもすごく楽しい!
タイの人はものづくりの意識がすごい...ハンドメイドのものばかりなのです。
モン族の刺繍もすごく細かくて、色鮮やかでとってもきれい。
マーケットとお祭りの両方で、気分は最高でした!!

イーペン祭りは明日が最終日。
明日は巨大な灯篭のパレードがあるらしく、きっと今日よりも盛り上がるのでしょう。
ミャンマーのヤンゴン行きを断念して戻ってきたチェンマイ。
でも偶然にもこんな素晴らしい祭りを見ることができて、運がよかった!
私は、このチェンマイが大好きになってしまいました。

(リエ)

   



思えば予定よりもずいぶん長い滞在になってしまった、タイ。
長く居た分、僕らはいろんなことが経験できたし、たくさんの人にも会うことができた。
泳げない僕が初めて海底の世界を見たし、
この国で仕事を考えて、自分の力で生きているたくさんの日本人や外国人にも会った。
タイ式マッサージも4回やったし、パッタイも死ぬほど食べた。

そんなタイとも明日お別れである。

昨日、夜行バスで一晩かけてチェンマイからバンコクまで戻って来た僕らは、
カオサンで一晩だけ宿を借り、明日の朝6時発のインド行きの飛行機を待っている。
この旅で初の空路だ。

暇つぶしにカオサンロードをうろつくと、当たり前だが
僕らが初めて来た時となんら変わることの無い風景がそこにあった。
アジアンショップが軒を連ね、マッサージ屋のオネーさんが声をかけ、
トゥクトゥクのおっちゃんが乗ってかないかと誘い、
屋台のおばちゃんが元気にパッタイを焼いている。
カンボジアから初めて着いた時、
まるで僕らを温かく迎え入れてくれたかのようなこの風景は、
今日も同じように世界のどこかから来る旅人を迎え入れているのだ。

ここで会うたくさんの旅人を見ていると、
バンコクは、ある意味世界の中心ではないかと思ってしまう。
様々な国から来て、いろんなところへ旅立っていく。
インド、アフリカ、トルコ、ヨーロッパ、イスラエル....
これから日本へ行く、と言っていたイギリス人もいた。

そんな、外国人が当たり前にいる風景の中、
このタイ国の人々からは、団結力というか、
計り知れない国王に対する忠誠心、尊敬と信頼の念も感じる。
ほとんどの人が月曜日には、国王の誕生色である王宮マーク入りの黄色のシャツを着るし、
決まった時間に放送で国家が流れると、みな立ち止まって黙祷する。
僕ら外国人もそれにならわざるを得ない。 郷に入ったら郷に従えだ。
チェンマイでは賑わしいサンデーマーケットの中でさえ、6時の放送が流れると
ピタリと時間が止まったように、みな一斉に立ち止まって黙祷した。
そんな光景を目にすると感動さえしてしまうのだ。

4年前初めてここへ来た時もそうだったが、
タイを去る前はたいへん寂しい。
この国は、言葉では表せない、なにか魅力にあふれた国なのだ。

僕らの旅は、第一章の中国、第二章の東南アジアに続き、
第三章に突入する。

(リョウスケ)





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